「XML/SGML入門」セミナー受講レポート1999/08/03
SGMLとの比較
メタ言語としては同一である
SGMLが紙ベースであり仕様書が600ページに対してXMLはWebベースで30ページの仕様書
SGMLは普及障害がたくさんあったが、XMLはMS,Oracleをはじめ各社から注目されている
SGMLはISOが制定、XMLはW3Cが制定中
XMLは終了タグの省略が出来ない
XMLにDTDが必須ではない
HTMLとの比較
HTMLではデータ構造を記述できないがXMLは可能
XMLを表示するには、スタイルシートを必要とし、HTMLへ変換される
XML文書はDTD定義の無い、ゆるやかなタイプ(ウェルフォームド)が用意されている
XML構造表現
文書等を要素に分け、それらの要素同士の関係を記述する
木構造で階層を含む関係を表現する
タグ
階層表現はHTMLと同様で入れ子で表現する
属性の記述は開始タグに記述する。<要素名 属性名="属性値">
属性は表示情報を含む処理情報を記述しない
エンティティは置換。&エンティティ名;
ウェルフォームドXMLで用意されているエンティティは5種類ある。<>'"&
その他XML関連
XMLがHTMLに取って代わることは無い
現時点でXMLの表示可能なのはMS-IE5のみ
DTD等の記述は実際にはWord等のエディタで記述されていることが多い
XMLのリンク規格・スタイル規格は現在審議中で未確定である
インフォテリア社では、ノーツ上のデータをXMLに吐き出すツールを作成している
「XMLのDTD入門」セミナー受講レポート1999/08/04
DTDとは
文書のデェファインである
同一のDTDを介して文書交換が可能
検証済みXMLはDTDとXMLインスタンスからなる
DTD文法の基礎
宣言は3種、要素型・属性リスト・エンティティ(一般とパラメータ)
<!ELEMENT 要素名 内容モデル> 内容モデル内に子または型・順序・回数を指定できる
型は2種類、#PCDATAとEMPTY
順序は2種類、,と|
回数は4種類、無指定と?+*
<!ATTLIST 要素名 属性名 属性値 "省略時値"> 属性値の指定は2種類、列挙型・データ型
<!ENTITY エンティティ名 "一般置換文字列">
<!ENTITY % エンティティ名 "パラメータ置換文字列">
XMLインスタンスからDTDの指定は<!DOCTYPE ルート要素名 SYSTEM "ファイル名">
DTD作成ステップ
文書の分類、要素分類、グループ化、木構造表記、DTD記述、DTD利用マニュアル作成
XMLの「DTD作成演習T」受講レポート1999/08/17
DTDの実際の作り方
モジュール化して作る
ドライバ、階層構造モジュール、共通モジュール、情報プールの4つに分割
DTD作成演習
階層モジュールを活用して宣言や定義を作り込んでゆく
複数(演習では2個)のDTDが出来たところで共通とプールを作る
新規(3個目)のDTD作成時に共通とプールを使ったり、追加修正をして、最小限で新規DTDを作成
感想:既にDTDの入門で作成方法を学習済みで、職業がらモジュール化等の実務レベルの演習は不要。
前回セミナーの復習には十分なりました。
Aug.1999 Add
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